今日の訓読み言
孝子になろうとすれば、 どのような立場に立たなければならないでしょうか。死の道、 一番の受難の道に責任をもつことができる立場に立たなければなり ません。孝子として行くべき道とは、何でしょうか。
「父母である私を愛する以上に兄弟を愛し、 お前が私のためにいるように、兄弟のためにいてほしい」。 これが、孝子の行くべき道です。父母は、 このように自らの願いを言うでしょう。(一九七二.九.一〇)
孝子の中の本当の孝子とは、どのような人でしょうか。 父母のために一生をすべて犠牲にし、七十歳、 八十歳の高齢になるまで孝行を尽くした人と、 若い青春時代に父母のために生命を捧げた孝子がいるとすれば、 どちらをより孝子と言うことができるでしょうか。
いくら七十、八十になるまで孝子の役割を果たしたとしても、 青春時代に父母のために生命を捧げた孝子にはかないません。 それゆえに、忠臣は、死んだのち、 生命を捧げたのちに決定するのです。真の孝子も、 生命を捧げる立場で決定するということを、 私たちは歴史時代においてたくさん見て知っています。( 一九七一.九.五)
0 件のコメント:
コメントを投稿