堕落による度史の糸のもつれは、それを解いて再創造することなどとてもできそうには思えないほど複雑なものとなり、神でさえどこから手をつけて摂理するかとまどうだろうと思えるほどである。
しかし今、一人の孤独なる人が、歴史の背後にある秘密のすべてを見い出し、それを公式化し、体系化したのみならず、その原理を自ら生活しながらここまで運動を発展させてきたのだから、神としても注目せざるをえないはずである。
ここまで来る道において、先生はいくら泣いても泣いても止めることができずに、いく日もいく日も泣きくらしたことがあった。ある時はあまり泣いたので、目が熟しすぎのカボチャの中味のようにグチャグチャになってしまい、太陽の光も目にしみて見ることができなくて、目をつぶって過ごしたことがあった。
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